日本国に生まれてよかった

 

 

 

こんにちは、大崎市ひふみ整体の加藤です。

突然ですが・・・

「日本に生まれて、日本の地で仕事ができてしあわせだな」

と私は常々、思っています。

というのも、私は年に数回海外で仕事をさせていただきますが、その都度、日本の四季や食文化の多様性、精神性、死生観、身体観、手先の器用さなどいろいろな面での日本の特性を感じます。

現在、整体というお仕事をさせていただくにあたり、日本人特有の繊細さや精神性(禅的な)は私の根本をなしています。

海外にも多くのリハビリテクニックやセラピーテクニックがありますが、私からみるとどれも大味で

「もう少し丁寧にすればいいのにな~」

と思うことも多々ありました。

例えば・・・

私は毎年アメリカに筋膜解剖クラスに参加していますがその研修の一環としてあるトレーニングジムの見学がありました
  

それはアメリカのアリゾナにあるり、全米のプロスポーツチームだけでなく、日本のオリンピック代表チームトがこぞってキャンプで使うトレーニングジムでもあります。そこで行われている様々なトリートメント、リハビリ、鍼治療を見学した時には

テクニックの「大味さ」を強く感じました。

話を戻しますが・・・

先日、「陛下即位30年祭典」が執り行われ、その会で映画監督で芸人の北野武氏が祝辞を述べられましたが、テレビなどでの放映は北野たけし氏がふざけている一部分を切り取る形で報道されていたので、

「面白祝辞」

という扱いだったと思います。

でも、改めて、ネットなどで祝辞全文を拝読すると、とても素直に天皇皇后への感謝の意と武氏のちょうど良いユーモアが織り交ぜられて絶妙な文章でした。

とくに、祝辞の最後には

「天皇、皇后両陛下のいらっしゃる日本という国に生を受けたことを幸せに思います。」

と締めくくられており、何とも言えない幸せな気分になりました。

テレビの報道も時間の制約があるのは解りますが、
興味を引く様な一部分だけを切り取らないでちゃんと良いものを良い形で放映してほしいですね。

とても味わいがある文章ですので是非読んでみてください。

 

以下転載
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【祝辞全文】

お祝いの言葉。

天皇、皇后両陛下におかれましては、ご即位から30年の長きにわたり、国民の安寧と幸せ、世界の平和を祈り、国民に寄り添っていただき、深く感謝いたします。

私はちょうど60年前の今日、当時12歳だったその日、母に連れられて、日の丸の旗を持つ大勢の群衆の中にいました。波立つように遠くの方から歓声が聞こえ、旗が振られ、お二人の乗った馬車が近づいてくるのが分かりました。

母は私の頭を押さえ「頭を下げろ。決して上げるんじゃない」とポコポコ殴りながら、罰が当たるぞと言いました。私は母の言う通り、見たい気持ちを抑え、頭を下げていました。そうしないと罰が当たって、急におじいさんになっていたり、石になってしまうのではないかと思ったからです。

そういうわけで、お姿を拝見することはかないませんでしたが、お二人が目の前を通り過ぎていくのは、はっきりと感じることができました。

私が初めて両陛下のお姿と接したのは、平成28年のお茶会の時でした。なぜか呼ばれた私に、両陛下は「交通事故の体の具合はどうですか。あなたの監督した映画を見ています。どうかお体を気をつけてください、頑張ってください」とお声を掛けていただきました。

このとき、両陛下が私の映画のことや体のことまで知っていたのだと驚き、不思議な感動に包まれました。ただ、いま考えてみれば、両陛下がご覧になった映画が、不届き者を2人も出した「アウトレイジ」ではないことを祈るばかりです。

また、お土産で頂いた銀のケースに入っている金平糖(コンペイトー)は、いまや我が家の家宝になっており、訪ねてきた友人に1粒800円で売っております。

5月からは元号が令和に変わります。私がかつていたオフィス北野も、新社長につまみ枝豆を迎え、社名を変えて「オフィス冷遇」に改して、タレントには厳しく当たり、変な情をかけないことと決めました。

私は、自分が司会を務めた番組で、私たちがニュースなどで目にする公務以外にも、陛下は1月1日の四方拝をはじめ、毎日のように国民のために儀式で祈りをささげ、多忙な毎日を過ごされていることと聞きました。

皇后陛下におかれましては「皇室は祈りでありたい」とおっしゃいました。お言葉の通り、両陛下は私たちのために日々祈り、寄り添ってくださっていました。私は感激するとともに、いま感謝の気持ちでいっぱいです。

平成は平和の時代であった一方、災害が次々に日本を襲った時代でもあります。そのたびに、ニュースでは天皇、皇后両陛下が被災地をご訪問され、被災者に寄り添う姿が映し出されました。

平成28年8月、陛下は次のように述べられております。

「私は、これまで天皇の務めとして、何よりもまず国民の安寧と幸せを祈ることを大切に考えてきましたが、同時にことに当たっては、時として人々の傍らに立ち、その声に耳を傾け、思い寄り添うことも大切なことと考えてきました」

国民の近くにいらっしゃり、祈る存在であること、そのお姿に私たちは救われ、勇気と感動を頂きました。

改めて、平成という時代に感謝いたします。またずっと国民に寄り添っていただける、天皇、皇后両陛下のいらっしゃる日本という国に生を受けたことを幸せに思います。

ありがとうございました。

 

 

 

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