マッサージ中毒(悪循環)からの脱出は大崎市・登米市のひふみ整体
知らなかった!!ではすまされない マッサージの悪循環のお話 (整体仙台)
「マッサージを受けても次の日、コリが戻るんです(泣)」
「肩こり・頭痛がひどくてマッサージをしてもらうんですが、」
「その時はイイけど翌日さらにコリがひどくなっているんです」
「はじめは軽くマッサージしてもらっていたんですが」
「最近はかなり強く揉んでもらわないと効かないんです・・・」
「痛くないと物足りなくて・・・」
と言う患者さんが最近増加しています!
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マッサージの悪循環にご注意を!
マッサージはケア(予防・手入れ)であり、 キュア(治療)ではないのです!!
「はじめは良かったんですが・・・」
「最近は次の日、コリが戻るんです・・・」
「最初は手でしてもらってましたが、最近は肘でゴリゴリ・・・」
「もうこれ以上できません。と言われました。(泣)」
最近、この様な訴えをされる、女性の患者さんが増加しています。
きっかけは、
「肩こり・頭痛・腰痛改善目的」
でマッサージを受けたけれど、
次の日にはコリが戻ってしまっている人。
さらには、
ますますひどいコリになっている人。
などです。
また、
初めは軽くマッサージしてもらっていたけど、
続けていたら、軽い刺激では物足りなくなり、
今では、肘や親指で力一杯揉んだり、強く押してもらわないと
全然、効いた気がしない。
という方々です。
近年、男性の肩こり・頭痛患者さんが増加しています
結論から先に言ってしまえば、
「マッサージを受けてもいい人」
「悪い人」
がいるということです。
受けてもいい人というのは、
もともと、ハッキリした肩こり・頭痛・腰痛の自覚症状が無く、
1日の仕事が終わった時に、肩や背中、腰の辺りが、
「疲れたなァ、筋肉が張ったなァ」
と感じる程度の人たちで、
一晩寝ると、次の日には、
だいたい疲れが取れているような人達です。
つまり・・・
「疲れても一晩寝れば疲れが取れる人」。
この様な人たちは、休日や仕事帰りに
「ボディ・ケア」
「カラダへのご褒美」
としてのマッサージは効果的です。
スポーツの試合後・練習後のマッサージと同じ意味です。
あくまでも、
疲労を溜めない為の予防的な意味でのマッサージです。
この反対に、マッサージを受けると逆効果の人は・・・
もともと、ハッキリした
- 頭痛
- 腰痛
があるひと。
最悪なのは、
- 手足のしびれ感や
- 交通事故後のムチウチ症
- 重度の生理痛・生理不順
がある人などです。
簡単に言えば・・・
自覚症状や病名が明確な人たちです。
何年も症状が持続し、整形外科も受診し、
さらに、何ヶ所か整体院、整骨院も行きました・・・。
という人はさらに適応外です。
五十肩と整形外科で診断された女性のケース
左手は痛みで上がらない状態
この五十代の女性は整形外科で五十肩と診断され、
治療の目的(本人曰く)にマッサージサロンに毎日通い、
モミモミされていたそうです。
揉まれればその時は気持ちがいいけれど、
ある日からマッサージを受けるために横になることも出来ないほど
痛みがひどくなり、痛みで夜も眠れなくなって
慌てて当院に来院されました。
左の肩が右に比べ盛り上がっている。
⇒
初診時 ⇒ 数回の整体後
このような明らかに左右の肩の高さが違うケースや
病名などが付いているケースで治療目的でマッサージを受け続けると、
治るどころか、症状が悪化するケースは多いようです。
お金と時間を無駄にしているのと同じですね。
右の写真は数回後の写真です。
左右の肩の高さが均等に近くなってきているのわかるでしょうか?
症状が進んでいた為、
時間と手間は掛かりましたが、ここまで改善されました。
夜間のツライ痛みも無くなり、
仕事も復帰し「当たり前に肩が動く」ありがたさがわかったそうです。
あなたの肩の高さは揃っていますか?
このケースのように症状(片頭痛・背中の痛み・腕の痛み・寝違いなど)を治療・改善目的でマッサージを受けている人は、将来的に症状が悪化する危険性があるということを自覚しながら、マッサージを受けないと大変なことになってしまう恐れが有ります。
こんなこと言われませんでした?
おそらく、マッサージ中に施術者から
「右の首がコッてますね」
「左の背骨の横の筋肉が張ってますね」
といわれ、そこの部分を、
「グリグリ・ゴリゴリ・・・」
と集中的に押されたり、揉まれたりしたのではないでしょうか?
”実は、この
「痛いところを集中的にマッサージする」
こと自体がさらなるコリと、
マッサージの悪循環を生む原因なのです。
腰が痛いから腰を揉む、肩が張るから肩を揉む
という行為は「コリ」や「痛み」の
「本当の原因と結果」
を考えていない安易で、浅はか方法なのです。
腰椎椎間板ヘルニアの学生の背中状態
パッと見ただけで右と左の背中の高さが違うのわかりますよね?
これは左右の背中の筋肉の張り(緊張)が違う為、強い方が盛り上がっているんですね(簡単に言えば)。
この筋肉の張りの違いを、「コッテル」からといって、モミモミゴリゴリ押したり、揉んだりしていても何の改善にもならないんですね。
盛り上がっているから、「揉む」という安易な方向に流されると何時まで経っても根本的な改善には繋がらないんですね。
このケースの場合は左肩周辺が盛り上がっていますが、原因は右の腰~股関節でした。腰周りを調整し柔軟性がでてくると、背中の高さも揃い始めてきました。
あなたの首回り、慢性肩コリ、片頭痛も骨盤からの歪みの可能性は高いと思われます。
押したり・揉んだりでホントに「ほぐれる」の?
「筋肉がコッテいるから揉む」
「筋肉が張っているから、親指で押す」
という単純な考えでは、
慢性化した肩こり・頭痛は
改善よりも悪化してしまう、可能性が高くなるのです。
おそらく、
この文章を読んでおられる方は、
自分の実体験として、経験されているのではないでしょうか?
マッサージを受けたんだから、良くなるはず!
と思い込んでいる人も大勢います。
逆に・・・
「オレ様のマッサージでコリを撃退する。退治する!」
と豪語するマッサージサロンもあるようです。
次の日コリが戻るのは、
あなたの身体に問題があるのではなく、
マッサージの方法が間違っている。
という事実を認識する必要があると思います。
確かに、筋肉は背骨を中心にして左右で、
コリや張り方がことなることが多分に見受けられます。
しかし、ここで大事なのはコリや張りを
機械的にもみほぐす事ではなく、
なぜコリや張りが出来たのか?
という
「根本原因」
を突き止めないと、
「根本的な肩こり・頭痛の改善は不可能なのです。」
当たり前ですよね。
この当たり前のことが世間では認識されていないんですね。
ほぐしてはいけないコリの存在があるのを、知ってました?
専門職の人にもほとんど、知られていませんが・・・
ほぐしていけないコリがあるの知ってました?
筋肉の張りやコリにはそれぞれ必ず理由があるのです。
さらにいえば、
「ほぐしていいコリ」
と
「ほぐしてはいけないコリ」
が存在しているのです。
例えば・・・
「ほぐしてはいけないコリ」を無理やりほぐしてしまうと、
次の日、さらに強いコリとなって戻ってきてしまいます。
これは、筋生理学、神経生理学で説明することが出来ます。
筋肉の弱い部分(弱点)を硬くして、
姿勢を支える手助けをしている「コリ」も有るのです。
コリがあなたのカラダを支えているともいえます。
また、
「筋肉のコリを作って身体のバランスを保っている」
とも言えます。
「不自然のなかの自然」
とも言えます。
これがちょっとでも分かりかけると、
決して「張り」や「コリ」は悪者や厄介なモノではなく、
「コリは、あなたのカラダを守っている味方」
という新たな視点が芽生えてきます。
気付きですね~。
例えば細いスラッとした首の女性が、一日中事務仕事などで座っていれば、
重力に対して頭を支えななければならない為に
首の筋肉を硬くして支えようと、筋肉なりに工夫します。
首が凝る、肩が凝るという状態は、もちろん
「疲労」
という意味合いが強いですが、
「筋肉を硬くして姿勢を支える」
という側面もあるのです。
筋肉(コリ)もあなたを助けようとガンバッテいるのです。
いかがでしょう?
ちょっとだけでも
「コリに感謝」
したくなりませんか?
身体を酷使している、
スポーツ選手の人達も是非この事を理解して下さいネ。
コリの本当の姿を理解すると、
「わかってくれたんだ~!」って
あなたの身体(コリ)も喜びますよ。
コチラの二枚の写真も左右の背中の高さが違うのが一目でわかると思います。
これくらいの左右差があると背骨は曲がり、骨盤は歪み、肩の高さもバラバラになります。
この状態をマッサージしても改善すると思いますか?確かな知識と技術が必要になってくることは自明ですよね。
「強くないと物足りなくて・・・」
徐々にマッサージの加減が強くなってきている人も、
将来的に要注意と言わざるを得ません。
「筋肉がコッテいるから揉みほぐす」
という行為を繰り返して行なうと、
徐々にコリは強く、頑固になってきます。
これは、トレーニング原則の恒常性・適応性にあたります。
簡単に言えば・・・
「身体が刺激に慣れる」
ということです。
スポーツ選手も過酷な走りこみや練習を繰り返し、
身体をその競技に慣れさせます。
例えば、はじめは10分で疲れていたけれど、
走り込みをすることで、30分平気に動ける。
ということも「慣れ」のひとつの例に挙げられます。
つまり、
はじめは軽く揉んでもらって、満足していたけれど、
今までの刺激に慣れが生じると、
次第にさらなる強い刺激を求めてしまうということなのです。
これが、マッサージの悪循環の始まりになるのです。
筋肉のコリや張りは、言い換えれば、
筋肉内の血行が悪くなって、
その場所が硬くなった状態ともいえます。
だから、
揉んだり、押したりして血液の流れを良くしよう。
というのが基本的なマッサージの考えですが、
これらは、本来軽い刺激だけで充分なのです。
強い刺激で揉みほぐすと、
筋組織内の毛細血管が傷つき、
内出血をおこしてしまします。
内出血により、筋肉内に停滞していた血液が散らばり、
その時はコリがほぐれたような錯覚(マッサージ直後の爽快感)
がおとずれますが、これは一時的で、
内出血が修復され始めると、さらなるコリとなって戻ってくるのです。
今度は以前よりも強力になって戻ってきます。
皆さんもご存知にのように、
筋力トレーニングも重いダンベルなどを、何回も持ち上げ
いったん筋肉組織を破壊します。
そして、食物などで栄養を摂り、休息すると
以前より強い筋肉に再生されます。
筋肉組織の破壊と再生を繰り返し
筋肉は強くなっていくのです。
ここまで話すとお気づきのように、
マッサージの悪循環もこれと同じ理由なのです。
軽い刺激では物足りなく、どんどん強い刺激が欲しくなる。
これに伴い、
不快症状、コリの状態も、ますます強くなっていくのです。
くどいようですが、筋肉のコリや張りには原因があるので、
それを無視して、強い刺激で筋肉を揉み解しても、
根本原因が解決されていないから、また元に戻る。”
また、強い刺激に慣れた人は、
「痛いくらいがちょうどいい」
とも話されます。
本来は生理学的には
「痛み」とは身体の防御システムの最重要なものです。
過度の「痛み」が「気持ちいい」という身体の状態は、
身体防御システム上
「異常な状態」
ともいえます。
他の動物は痛み刺激に対し「逃避」をみせます。
つまり、
「痛いものは良くないもの」
と避ける無意識の反応です。
この
「痛み」→「逃げる」
という反応が、
「痛み・強い刺激」→「気持ちいい」
という異常な感覚は
肩こり・頭痛・腰痛の改善には、良い結果に繋がりません。};
むしろ、症状の改善を遅らせる、
阻害因子(邪魔する原因)になってしますのです。”
このヘンテコリンな状態は結果的に、自分で自分の病気を治す力、
「自然治癒力の低下」
に直接関係してしまいます。
実際、強いマッサージに慣れた人が、
いよいよ症状がひどくなり、
当院を来院されますが、この様な
「痛み大好きタイプ」
の人の身体は、おしなべて自然治癒力が低下しており、
平均的に症状改善まで時間がかかるようです。
「筋肉も悲しんでいる???」
この様な人の、首や背中の筋肉は悲しいことに、
ちょっと触れただけでも無意識に
「キュッ」
と縮こまり、硬くなります。
まるで強い刺激から防御するように・・・。
「触られる⇒強く揉まれる⇒内出血」
と筋肉が記憶してしまったために、
筋肉も自分自身を防御するのではないのでしょうか。};
マッサージを受ける当の本人は、筋肉のコリをほぐそうと、
せっせとマッサージサロンに通いますが、
しかし、
筋肉自体は無意識にキュッと防御反応を示し、
強い刺激に耐えている・・・。”
という、
ヘンテコリンな状態がマッサージの悪循環なのです。
この様なケースの場合は
先ずはじめに、
筋肉の無意識のキュッという防御(?)反応を無くすことから
はじめないといけないのです。
強烈マッサージでいじめられ、頑固になった、
筋肉の機嫌を直すことから始めないと
その後の、根本的な症状改善には進めないのです。
親の仇(カタキ)、憎っくき奴!と
グイグイ・ゴリゴリ押したり揉んだりしていると、
筋肉はホントに
頑固・偏屈
になってしまいます。
一日も早く、筋肉の無言のメッセージを受け取り
本来の意味での、ご褒美的なボディケアを
ご自分の筋肉にプレゼントしてください。
マッサージをする側にも問題あり?
ここでお伝えたいのは、
マッサージが悪いというのではなく、
あなたがマッサージに適応する身体かどうか・・?
ということです。
マッサージは優れたボディケアの方法であり、
全世界で地域により様々な方法が伝えられてきました。
しかし、
その使い方を間違えるということが問題なのであり、
施術する側もこのことを理解しないで行なうことは
危険な行為であるということです。
行なう側(施術者・セラピスト)としては、
評価学、解剖生理学
(特に筋生理学・運動生理学・神経生理学)、
解剖実験、臨床経験をしっかり積んで
マッサージを行なってもらいたいと思います。
「たかがマッサージでしょ」
では済まされないのです。
アルバイト・パート感覚で行なうには、危険性をはらんでいるのです。
自分の行なったマッサージで、症状が悪化し、
患者さんが社会生活に支障を及ぼす。
と考えたら、
行なう側はそれなりの勉強は必要だと思いますが・・・
いかがでしょうか?。
セラピストの最低限のタシナミ(嗜み)ではないでしょうか?
「良くなる人もいるけど、悪くなる人もいる」
では健康を扱う仕事としては頼りがないのです。
人生ゲームではないですけど、
国で決められた基準は最低限クリアして
その中で自分の好きなことを表現するということは
大事なのではないでしょうか?
あなたの良かれと思ってしている行為が、
相手の健康人生、社会生活の足を引っ張るのではないか?
と考えられる客観性も必要だと思うのですがいかがでしょう?