【正常性バイアス】が感染を拡大している!?

全国緊急事態宣言【4日目】

こんにちは

あっと言う間の一週間ですが世間の情勢はあまり変わりがないですね。

4月7日に7都道府県の緊急事態宣言が発令されてからも外出自粛目標は達成されず、当初の解除予定日5月6日より延長の可能性濃厚だろうという雰囲気になってきました。

専門家会議の方々も一生懸命されているのでしょうけど、どうも後手後手の感が否めません。

自粛要請が出たことにより、自分のこと他人のこと、社会のことを考えてしっかり活動制限と自粛を心がけていらっしゃるグループ【約2割】と、「大変だなぁ」と思いつつも自分や自分が主催するグループや仲間は大丈夫、関係ないと思い行動を続けるグループ【約2割】に分かれます。

さらに、もう一つはそのどちらでもなく【日和見】的に行動されるグループもあります。この日和見グループはおよそ【6割】で関わるグループや情報により性質が変わります。

これは、2:6:2の法則などと言われますね。腸内細菌やアリや蜂の集団行動、職場環境などマーケティングなどでよく取り上げらる法則です。

この法則もありますが、今回のコロナ騒動において週末感染拡大を広げている要因の説明として

正常性バイアス

というものがあります。

以下、Wikipediaより抜粋

~~~~~~~~~~~

正常性バイアス(せいじょうせいバイアス、英: Normalcy bias)とは、認知バイアスの一種。社会心理学、災害心理学などで使用されている心理学用語で 、自分にとって都合の悪い情報を無視したり、過小評価したりしてしまう人の特性のこと。

~~~~~~~~~~~

今回のコロナ騒動においても

●自分にとって都合の悪い情報を無視(お店の経営・グループ運営に影響がある)

●過小評価(インフルや風邪と同じ、ハッピーエネルギーで免疫向上すれば問題なし)

と捉え、今までの活動形態を崩さずに、傍からみると危なっかしい行動を続けている人は身近にもいるものです。

この

自分だけは大丈夫
ハッピーな私と仲間はウイルスと無関係

という心理はどこからくるのか。

私は理学療法士としてリハビリやセラピーを生業にしていますが、この正常性バイアス傾向が強いクライアントにはとても手を焼きます。基本的にこのような方々はサイコパス的な側面も持ちあわせ、自分本位で自分の行動が他者への影響がどのように及ぶのかの想像性もかけている傾向もあります

今回のコロナ騒動もこの正常性バイアス傾向の人たちが週末に外出を続け、地方に出かけ都心の感染を地方へ拡大しているともいえます。

若くて(若いつもり)、元気いっぱい、人より健康志向が強い、好奇心旺盛

という方ほど客観的に正常性バイアスの思考サイクルに陥っていないか判断し行動変容していただきたいものです。

このような方が一人いると、6割の日和見性格の方々は、その人の行動に引っ張られますのでリーダーの行動はそのグループへの行動思考になるということを意識してほしいと思います。

コロナに対する正常性バイアスを広げないようくれぐれも宜しくお願いします。

 

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です